カルースト・サルキス・グルベンキアン(1869-1955年)は、アルメニア系イギリス人の石油王でした。イラク石油会社に5パーセントの株式を保有していたことで、彼は20世紀で最も裕福な人物の一人となりました。彼は古代彫刻、フランドル絵画、装飾芸術など、幅広い分野で収集活動を行いました。1910年から1930年にかけて、彼はアールデコのジュエリーを、Cartierを含むパリのジュエラーから購入しました。
グルベンキアン美術館
グルベンキアンは第二次世界大戦中にポルトガルに定住し、1955年にリスボンで亡くなりました。彼の遺言によりカルースト・グルベンキアン財団が設立され、そのコレクションは1969年に開館したカルースト・グルベンキアン美術館に収蔵されました。彼のコレクションからのCartierの作品は、現在も美術館の常設展に展示されています。
2007年、同美術館では、Cartier 1899-1949: The Journey of a Styleと題する展覧会が開催されました。この展覧会では、Cartierコレクションから230点のジュエリー、時計、オブジェが集められ、グルベンキアン自身の購入品であるアールデコジュエリーも並べられました。
参考文献
- ヴァッサロ・エ・シルバ、ヌーノ、およびジョアン・カルヴァーリョ・ディアス(編)。Cartier 1899-1949: The Journey of a Style(スキラ、2007年)
- ル・ジュルナル・デ・ザール、「リスボンのカルティエ・コレクション」(グルベンキアンが1910年から1930年にかけてCartierからアールデコのジュエリーを購入したことを確認)
- カルースト・グルベンキアン美術館、展覧会ページ
- Wikipedia: カルースト・グルベンキアン